このガイドでは、リモートアクセスを得るために、Debian 12 ワークステーションで PPTP サーバーへのクライアント接続を設定する方法について説明します。
ワークステーションはインターネットに接続されていますが、直接接続するための外部IPアドレスはありません。リモートアクセスを得るために、VDS Debian 12 に事前に設定された PPTP サーバーに接続し、ポートフォワーディングを設定してデバイスに接続します。
参考: VDS Debian 12でのPPTPサーバーの設定。
1. PPTP クライアントのインストール
apt install pptp-linux
1.1 基本設定
すべての基本設定は /etc/ppp/options.pptp ファイルに保存されます。設定ファイルにリンクする接続ファイルを作成します。
touch /etc/ppp/peers/my
pty "pptp 234.xxx.234.xxx --nolaunchpppd"
name user2
remotename PPTP
require-mppe-128
persist
maxfail 50
holdoff 30
file /etc/ppp/options.pptp
ipparam my
234.xxx.234.xxx - サービスが設定されたVDSサーバーのIPアドレス
user2 - ユーザー名
persist - 切断時に自動再接続
maxfail - 再接続試行の最大回数
holdoff - 試行間の待機時間(秒)
1.2 ユーザー設定、/etc/ppp/chap-secrets ファイルを開きます
サーバーで user2 用に作成したデータを入力します
# client server secret IP addresses
user2 PPTP password2 10.10.10.10
1.3 接続および切断
1.3.1 PPTP サーバーへの接続
pon my
1.3.2 PPTP サーバーからの切断
poff my
接続確認のためには、ifconfig | grep ppp コマンドを使用します。
1.4 起動時の自動接続
/etc/network/interfaces ファイルの最後に次の行を追加します
auto ppp0
iface ppp0 inet ppp
provider my
1.4.1 自動接続の確認
/etc/init.d/networking restart
ifconfig
ppp0: flags=4305<UP,POINTOPOINT,RUNNING,NOARP,MULTICAST> mtu 1396
inet 10.10.10.10 netmask 255.255.255.255 destination 10.10.10.1
ppp txqueuelen 3 (Point-to-Point Protocol)
RX packets 14 bytes 338 (338.0 B)
RX errors 0 dropped 0 overruns 0 frame 0
TX packets 14 bytes 344 (344.0 B)
TX errors 0 dropped 0 overruns 0 carrier 0 collisions 0
完了です。これでワークステーションはサーバーに接続され、VDSサーバー経由でローカルIPからアクセスできるようになります。必要に応じて、VDSサーバーでポートフォワーディングを設定することもできます。
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