コマンドラインを使用してサイトを転送するには、現在のサーバーおよび新しいサーバーへのSSHアクセスが必要です。コマンドライン経由でのサイト転送にはLinuxのスキルが必要であり、この方法に慣れているクライアントにとっては、より親しみやすい方法となります。
サイトアーカイブの作成
まず、サーバーにアクセスし、データベースをダンプする必要があります。接続の詳細は、通常config.phpと呼ばれるCMSの構成ファイルに記載されています。そこには、データベース名、ユーザー名、および接続用のパスワードが含まれています。次のコマンドを実行してデータベースをファイルに保存します。作成するファイルがサイトのルートにあることを確認することも重要です。
データベースのエクスポート：
mysqldump --add-drop-table -u -p dbname > dbname.sql
変数 , , dbname は、CMSの構成ファイルに記載された値に置き換える必要があります。コマンドの実行が完了すると、コマンドラインが改行され、再度使用可能になります。
ファイルの存在とサイズを確認し、その後、作成したSQLデータベースファイルを含むファイルのアーカイブを行う必要があります。
アーカイブ作成:
tar -czf workspace.tar.gz *
workspace.tar.gz はアーカイブの名前です。この名前をサイト名に変更して、ルートフォルダでコマンドを実行することができます。この場合、サブフォルダを含むすべてのフォルダとファイルがアーカイブされます。これで、アーカイブをダウンロードでき、新しいホスティングサーバーでのデプロイメントの準備が整いました。
サイトのアーカイブをデプロイ
FTPサーバーを使用してアーカイブをコピーし、SSHコマンドでルートフォルダ（最初のサイトの場合はデフォルトでhttpdocsと呼ばれます）に解凍します。
解凍:
tar -xzvf workspace.tar.gzすべてのファイルがルートフォルダに配置されていること、およびインポートが必要なデータベースファイルが含まれていることを確認します。ホスティングコントロールパネルで新しいデータベース、ユーザー、およびパスワードを作成し、このデータをインポートコマンドに指定します。
データベースのインポート：
mysql -u -p dbname < dbname.sql
コマンドラインが再び使用可能になるまで待機します。
次に、CMSの構成ファイルに新しいデータを指定する必要があります。私たちの例ではconfig.phpを使用しました。データベース名、ユーザー名、およびインポート時に使用したパスワードを指定します。ブラウザを使用してサイトを開いてみて、エラーが発生した場合は、ホスティングコントロールパネルで ログを確認して原因を特定し、解決してください。また、アカウントからリクエストを開いてサポートに問い合わせることもできます。
注：コマンドライン（ssh）は、BusinessおよびBusiness+料金プランでのみ利用可能です。
BusinessおよびBusiness+プランでは、セキュリティ上の理由から、chrootモードでコマンドラインがデフォルトで有効になっています。この制限を解除するには、サポートに問い合わせてください。