サーバーを例に使うと、物理サーバーは複数の仮想サーバーをホストすることができます。同様に、コンソールでも、1つのSSHセッション内で複数の仮想コンソールを実行することができます。それぞれの仮想コンソールでコマンドを実行し、状態を確認しながら切り替えることができます。
なぜこれが必要で、どのような利点があるのでしょうか:
- 通常のコンソールを閉じてコマンドを実行すると、そのコマンドは終了してしまいます。特に時間のかかるコマンドの場合、これは問題です。しかし、仮想コンソールを実行している状態でターミナルを閉じた場合、実行中のコマンドは引き続き動作し、いつでも再接続できます。
- 複数の仮想コンソールを起動し、固有のIDを使ってそれらの間を切り替えることができます。
- アップデートを実行中にサーバーとの接続が切れると、コマンドが正常に終了せず、サービスに障害が発生する可能性があります。しかし、仮想コンソールでは接続が切れてもコマンドは引き続き実行され、いつでも再接続できます。
仮想コンソールとして、screenアプリケーションとLinux Debian 12オペレーティングシステムを使用します。
1. インストール
apt update
apt install screen
2. 使用方法
2.1 仮想コンソールの起動
screen
これで仮想端末に入りました。通常の端末と同様にすべてのコマンドを実行できます。
2.2 切断
仮想コンソールを閉じずにアクティブな状態で保持するには、次のキーボードショートカットを使用します:
Ctrl+a+d
[detached from 150087.pts-0.srv]
再接続用のID - 150087
2.3 仮想コンソールの終了
exit
3. 基本的なコマンド
3.1 切断
ホットキーに加えて、次のコマンドも使用できます:
screen -d
[detached from 150087.pts-0.srv]
3.2 実行中のコンソール一覧
screen -ls
3.3 コンソールへの再接続
特定のコンソールに接続するために番号IDを使用します
screen -r 150087
仮想コンソールの使用は、特に実行に時間がかかるコマンドに便利です。これで、接続が切れてもコマンドが正しく完了することを確認し、その最終的な出力も確認できます。
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