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ナレッジベース → Debian 12 での時刻同期サービスのセットアップ

[仮想サーバー]
公開日: 16.10.2023

サーバーでの時間同期の設定は、以下のアプリケーションで使用されるため重要です。

  • 二要素認証
  • データベース
  • ファイルシステム

ここでは、異なるサービスにおける時間の設定と同期の方法について説明します。

1. VPSサーバーの時間設定

VPSサーバーでは、時間は物理サーバーとUTC/GMT (0) タイムゾーンで同期されており、同期の設定は不要です。ほとんどのサーバーはUTC/GMT (0)タイムゾーンで動作していますが、自分のタイムゾーンに変更することも可能です。

1.1 現在のタイムゾーンを確認する

timedatectl

Local time: Mon 2023-10-16 15:44:43 UTC
           Universal time: Mon 2023-10-16 15:44:43 UTC
                 RTC time: n/a
                Time zone: UTC (UTC, +0000)
System clock synchronized: yes
              NTP service: n/a
          RTC in local TZ: no

1.2 利用可能なタイムゾーンのリストを表示

timedatectl list-timezones

1.3 タイムゾーンの設定

timedatectl set-timezone Europe/Moscow

1.3.1 タイムゾーンを設定する別の方法

ln -sf /usr/share/zoneinfo/Europe/Moscow /etc/localtime

変更を確認するには、1.1項のコマンドを使用してください。

2. VDSサーバーの時間設定

2.1 タイムゾーンの設定

タイムゾーンの設定はVPSサーバーの場合と同じで、設定方法に違いはありません。上記の説明を参考にしてください。

2.2 時間同期の設定

2.2.1 同期サービスのインストール

apt install ntpdate ntp

2.2.2 一度だけ時間を同期する

/usr/sbin/ntpdate 1.ru.pool.ntp.org

2.2.3 常時同期

2.2.3.1 設定ファイルを確認

/etc/ntp.conf

server 0.ru.pool.ntp.org iburst
server 1.ru.pool.ntp.org iburst
server 2.ru.pool.ntp.org iburst
server 3.ru.pool.ntp.org iburst

2.2.3.2 systemdの時間同期サービスを無効化する

timedatectl set-ntp no

2.2.3.3 サービスの設定

/etc/init.d/ntp restart
systemctl enable ntp

2.2.3.4 同期ステータスの確認

ntpq -p

これで、サーバーの時間はNTPサービスによって同期されます。





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