必要なバージョンのPHPをインストールするタスクが頻繁に発生しますが、デフォルトでは新しいバージョンや古いバージョンがインストールされることがあります。また、1台のサーバーで複数のPHPバージョンを同時にインストールして使用する必要がある場合もあります。
デフォルトではrootユーザーでインストールしますが、通常のユーザーの場合はsudoを使用してください。
1. 必要なリポジトリをインストールします:
apt update
apt upgrade
apt install -y apt-transport-https lsb-release ca-certificates wget
wget -O /etc/apt/trusted.gpg.d/php.gpg https://packages.sury.org/php/apt.gpg
echo "deb https://packages.sury.org/php/ $(lsb_release -sc) main" | tee /etc/apt/sources.list.d/php.list
apt update
2. PHP 8.2バージョンが必要な場合、次のコマンドでインストールします:
apt install php8.2
2.1 PHP 8.1をインストールする場合:
apt install php8.1
2.2 PHP 7.4をインストールする場合:
apt install php7.4
2.3 PHP 7.3をインストールする場合:
apt install php7.3
このようにして、すべてのバージョンがサーバー上で同時に使用できるようになります。各PHPバージョンには対応するモジュールをインストールし、必要に応じて設定ファイルを編集します。
複数のPHPを同時にインストールすることで、異なる要件を持つ複数のプロジェクトを処理できます。各PHPバージョンごとに専用のphp-fpmをインストールし、どのポートで動作させるかを指定し、そのパラメータをnginxの設定ファイルに記述することができます。
3. PHP 8.2用のphp-fpmとPHPモジュールをインストールする例:
apt install php8.2 php8.2-gd
3.1 PHP 8.1用のphp-fpmとPHPモジュールをインストールする例:
apt install php8.1 php8.1-gd
4. バージョンを確認したり、スケジューラを使用したりする際には、それぞれのバージョンのパスを使用します:
/usr/bin/php8.2 /var/www/domain.tld/cron-file.php
または
/usr/bin/php8.1 /var/www/domain.tld/cron-file.php
5. 複数のPHPバージョンが存在する場合、デフォルトのバージョンを切り替えるには、以下のコマンドを使用します:
update-alternatives --set php /usr/bin/php8.1
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