LAMPが事前にインストールされたUbuntu 20.04でWordPress CMSをインストールする手順を見ていきます。同様に、1つのサーバーに複数のサイトを追加することも可能です。このガイドは、たとえばバーチャルホスティングからVPSサーバーへのサイトの移行にも適用できます。
すべての設定はrootユーザーで行いますが、通常のユーザーを使用している場合は、コマンドの前にsudoを追加してください。
1. 最新バージョンのWordPressをダウンロードします
apt update && sudo apt upgrade
wget https://wordpress.org/latest.zip
apt install unzip
mkdir -p /var/www/
unzip latest.zip -d /var/www/
mv /var/www/wordpress /var/www/domain.tld
2. データベースを作成し、設定に反映させます
mariadb -u root
create database wpdomain;
grant all privileges on wpdomain.* to user@localhost identified by 'your-password';
flush privileges;
exit;
これらの情報をwp-config.php設定ファイルに記載します
cd /var/www/domain.tld/
cp wp-config-sample.php wp-config.php
nano wp-config.php
/** WordPress用のデータベース名 */
define('DB_NAME', 'wpdomain');
/** MySQLのデータベースユーザー名 */
define('DB_USER', 'user');
/** MySQLのデータベースパスワード */
define('DB_PASSWORD', 'your-password');
変更を保存するにはCTRL + O、Enterを押してから、CTRL + Xで終了します
3. Webサービスの設定
権限を設定し、ドメインの設定ファイルを作成します:
chown www-data:www-data /var/www/domain.tld/ -R
設定ファイルを作成します:
nano /etc/apache2/sites-available/domain.tld.conf
ServerName www.domain.tld
ServerAlias domain.tld
DocumentRoot /var/www/domain.tld
#WordPressのパーマリンク機能を有効にするため、.htaccessファイルを許可します。
AllowOverride All
ErrorLog ${APACHE_LOG_DIR}/domain.tld.error.log
CustomLog ${APACHE_LOG_DIR}/domain.tld.access.log combined
サービスを再起動します:
apache2ctl configtest
a2ensite domain.tld.conf
systemctl reload apache2
/etc/init.d/php7.4-fpm restart
domain.tldをVPSサーバーのIPアドレスにDNSエディターで設定したドメインに変更してください。同様にして、複数のサイトを追加することができます。ブラウザで設定したドメインhttp://domain.tld/にアクセスし、インストールを完了します。言語を選択し、管理者のログイン情報を設定します。これでインストールは完了です。サイトを移行する場合、既存のファイルを配置し、データベースをインポートすることができます。