古いバージョンのDebianでは、スクリプトやコマンドをオペレーティングシステムの自動起動に追加するために、/etc/rc.localファイルが使用されていましたが、最新バージョンではこのファイルは機能しません。時々、オペレーティングシステムの自動起動にすぐにコマンドを追加する必要がある場合があります。この機能を有効にするためには、次の操作を行います。
1. サービスファイルを作成します:
#vi /etc/systemd/system/rc-local.service
[Unit]
Description=/etc/rc.local
ConditionPathExists=/etc/rc.local
[Service]
Type=idle
ExecStart=/etc/rc.local start
TimeoutSec=0
StandardOutput=tty
RemainAfterExit=yes
[Install]
WantedBy=multi-user.target
2. /etc/rc.localファイル自体を作成します
vi /etc/rc.local
#!/bin/sh -e
#
# rc.local
#
# このスクリプトは、各マルチユーザーレベルの最後に実行されます。
# スクリプトが成功した場合は「exit 0」を返し、エラーの場合は他の値を返すようにします。
## このスクリプトを有効または無効にするには、実行ビットを変更してください。
## デフォルトでは、このスクリプトは何も行いません。
exit 0
3. 実行権限を付与します:
chmod +x /etc/rc.local
4. サービスを自動起動に追加します:
systemctl enable rc-local
5. サービスを起動します:
systemctl start rc-local
6. ステータスを確認します:
systemctl status rc-local
これで、exit 0行の前に必要なコマンドやスクリプトを/etc/rc.localファイルに追加できるようになりました。
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