Linuxでは、デフォルトで送信トラフィックには各サブネットの1つのIPアドレスが使用されます。例えば、1つのサーバーで複数の異なるサブネットを使用している場合、それぞれのサブネットに対してLinuxはデフォルトで1つのIPアドレスを割り当て、そこから送信接続が行われます。
1. すべてのサブネットの確認
ip route list
default dev venet0 scope link
123.123.123.0/24 dev venet0 proto kernel scope link src 123.123.123.101
123.123.124.0/24 dev venet0 proto kernel scope link src 123.123.124.145
この例では、サブネット123.123.123.x内のすべてのIPアドレスについて、送信接続にはIPアドレス123.123.123.101が使用されます。
サブネット123.123.124.x内のすべてのIPアドレスについては、IPアドレス123.123.124.145が使用されます。
2. 送信接続用のIPアドレスの変更
ip route change default via 123.123.123.1 src 123.123.123.200
これで、サブネット123.123.123.xには、IPアドレス123.123.123.101の代わりに、IPアドレス123.123.123.200が使用されるようになります。
設定を行うすべてのIPアドレスは、サーバー上に登録されている必要があります。
3. 使用可能なIPアドレスの確認
サーバーで使用可能なすべてのIPアドレスを確認するには、次のコマンドを使用します:
apt install net-tools
ifconfig
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